3.光に包まれて

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───── ─── ─  さてさて本日は試験当日です。気合いが入りますね。心踊りますね。楽しみですね。楽しみすぎて五時には起きちゃったよ。  ふぅ、一旦落ち着こう俺、オーケイ、クールダウンだ。  とゆうわけで編入試験当日、ミリアル魔法学校に来たんだけど、ホントにデカイ。大学の三~五倍位はあるんじゃないかと思わせる敷地になっている。  今度ゆっくり敷地内を散歩でもしてみたいと思いながら、今回の試験場所の訓練場に着いた。 「うへぇ~、ひっろいなぁ。規模が規模なだけあるな!」 「えっと、受付は……あれか、ほら行くぞ冬馬」 「へいよーぅ」  見たところ俺たち二人以外に編入試験を受ける人はいないみたいだ。ってそりゃそうか、まだ4月の第二週だしな。入学式やってすぐに編入生紹介するようなもんだもんな。とりあえず、あそこにいる女の人に話しかければ大丈夫か。 「すみません、編入試験を受けに来たんですけど……」 「ん? あぁ、お前らがそうか。二人とも実技試験なんだろ? さっさと用意して、リングの真ん中に行ってきな」 「う、うっす」  なんだかサバサバした人だなおいとか思いながら、そのままリングの中央に立つ。リングって言ってもボクシングとかみたいな小さいものではなくて、某武道会のようなリングだ。
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