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「そぉっ! りゃ!」
一体目のゴーレムを切り上げて倒し、もう一体の方もそのままの流れで切り伏せる。すると、冬馬の時と同様にゴーレムが消えた。
「なんでもありだな本当に」
「お疲れさん、すげぇなあの雷の剣。どうやって出したんだよ?」
「わからん。まぁ俺の特殊属性がたまたま雷だったんだろう。それよりも……」
やっぱり固まったままだな。そろそろお口を閉じなさいってホントに。
流石にこのままにしておくわけにもいかないし、このあとの流れも聞かないといけないから、現実に戻ってきてもらうか。
「あのー……。もしもーし。おーい!」
「……ハッ!? て、テメェら一体なんだぁ!? あ、あのゴーレムは、平均的で、ええっと、レベル的にもあれで」
「大分混乱してらっしゃるところであれなんですが、俺たちの結果ってどうなります?」
「ご、合格に決まってんだろ! しかも明らかにトップ成績での合格だ!」
合格か、よかったよかった。トップ成績って言っても、今受けてんの俺たちだけだけどね。
……にしても、本格的にズバ抜けてんだな、俺たちのレベルって。他の人の戦いとか見たことないし、唯一の戦いもギルドでのあれだけだし、まぁこれから観察していこうかな。
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