3.光に包まれて

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「そぉっ! りゃ!」  一体目のゴーレムを切り上げて倒し、もう一体の方もそのままの流れで切り伏せる。すると、冬馬の時と同様にゴーレムが消えた。 「なんでもありだな本当に」 「お疲れさん、すげぇなあの雷の剣。どうやって出したんだよ?」 「わからん。まぁ俺の特殊属性がたまたま雷だったんだろう。それよりも……」  やっぱり固まったままだな。そろそろお口を閉じなさいってホントに。  流石にこのままにしておくわけにもいかないし、このあとの流れも聞かないといけないから、現実に戻ってきてもらうか。 「あのー……。もしもーし。おーい!」 「……ハッ!? て、テメェら一体なんだぁ!? あ、あのゴーレムは、平均的で、ええっと、レベル的にもあれで」 「大分混乱してらっしゃるところであれなんですが、俺たちの結果ってどうなります?」 「ご、合格に決まってんだろ! しかも明らかにトップ成績での合格だ!」  合格か、よかったよかった。トップ成績って言っても、今受けてんの俺たちだけだけどね。  ……にしても、本格的にズバ抜けてんだな、俺たちのレベルって。他の人の戦いとか見たことないし、唯一の戦いもギルドでのあれだけだし、まぁこれから観察していこうかな。
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