4.いざ行かん、学園へ

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 メリト魔法学園。メリト王国にある魔法学校。地球の大学の三~五倍ほどの敷地面積がありそうなほどに大きく、その校舎の後ろにはこれまた大きな城が建っている。  とゆうか、城に入るための方法を考えるのすっかり忘れてた。まぁでも学園に行けば何かしらイベントが起こるだろうし、もしかすると姫様が通ってるかもしれないし、大丈夫だろう。  学園の近くまで来ると、同じ制服を身に纏った生徒と思われる人たちが増えてくる。時折こっちをチラチラ見てくる人もいるが、見慣れない顔が居るとでも思われているんだろう。 「なぁ大護、俺たちさっきからすげぇチラ見されてないか?」 「見たことない奴らがいるとか思われてんだろ。そんなことよりさっさと行くぞ」 「なんだよぉ、いきなりモテ期到来かと思ったじゃんかよぉ」 「えっと、まずは学園長室だったな……」 「あれ? 無視?」  うん。とまぁこんな会話を繰り返してるうちに学園長室に到着。 「失礼します」 「しまーす」  ノックをして中に入ると、見た目初老を迎えたところであろう男性が、書類に目を通しているところだった。 「おぉ、君たちがキリュウ君にアカホシ君か。調度こちらの準備も整ったところだったんだよ。早速担任となる者を呼ぶから、少しの間ソファーにでも腰かけてなさい」  そう言われてソファーで待機することに。にしても本棚とソファーと机があるだけで、ザ・仕事部屋って感じの部屋だな。  つーかソファーの座り心地いいわぁ、このソファー欲しいわぁ。
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