4.いざ行かん、学園へ

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 中に入ると、40人程のクラスメイトが、俺たちを出迎えてくれた。  好機の目を向ける人、興味無さげに見てくる人、何だ男かよと嘆く男子、普通にかっこよくない? と雑談を始める有難い女子。みんな各々のリアクションをしている。 「うるさい。それじゃあアカホシから自己紹介よろしくな」 「了解ッス! 赤ほ……えーっと、トウマ=アカホシって言います! 一応、基本属性は全部使えます! みんな宜しくな!」  このバカ、名前はあれほど気を付けろって言ったのに、早速間違えそうになってやがる。 「っと、俺はダイゴ=キリュウです。コイツと同じで基本属性は全部使えます。よろしくお願いします」  俺たちが挨拶を終えると、また教室がざわつき始める。大方、二人とも基本属性全部持ちとゆうのを聞いてのリアクションだろう。 「じゃあ二人は窓側の一番後ろと、廊下側の一番後ろに座ってくれ」  とりあえず窓側確保。俺はのんびり過ごしたいんだい。冬馬に目でお前はあっちと言うと、渋々とゆう感じで廊下側の席に行った。 「それじゃあ一時限目はHRにするから、自由に過ごしてていいぞ」  リル先生のその一言で俺と冬馬の席にクラスメイトたちが一斉に集まる。ってまてまてまて! 圧迫感スゴいよこれ!?
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