4.いざ行かん、学園へ

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 冬馬がこっちに歩いてくるかと思ったら、数人のクラスメイトも一緒に来ている。アイツはホントに適応力いいな。 「お疲れだな冬馬。自由って本当に素晴らしいとか言いそうな顔してるぞ」 「正にその通りだぁ。こんなに解放を望んだのは生まれて初めてかもしれねぇ」 「だな。聖徳太子なんて目じゃないくらい、多数の質問聞き分けてたし」 「もぉ俺ぁ頭がパンク寸前だぁ」  地球にいる頃からパンクしてたようなもんじゃなかったのか。 「ってぇ、そんなことはどぉでもいいんだよ。こちらの美少女さんは? 俺に紹介もしないでこのどら息子が」 「お前が親になんてなったら俺は一生神様を恨むね。この子はミーナ=フィアンマ。席が隣だったんだよ」  そうミーナのことを紹介すると彼女は、どうもと軽く頭を下げて挨拶をした。とゆうかお前の引き連れてる三人の紹介もしてほしいんだけど……。 「ちょーっとトーマ! ウチらにも挨拶させてよぉ!」  あ、タイミングバッチリにありがとうございます。 「あーすまんすまん。とりあえずこっちの元気な女の子が……」 「はいはーい! レイア=メティオールでーす! これからよろしくねー!」  レイアか、つーかこれまた元気いっぱいな美少女さんだなおい。金色のポニーテールがさっきから忙しなく動いていて、目がチカチカする。……あ、金髪なのにツンデレじゃないんだ……。
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