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冬馬がこっちに歩いてくるかと思ったら、数人のクラスメイトも一緒に来ている。アイツはホントに適応力いいな。
「お疲れだな冬馬。自由って本当に素晴らしいとか言いそうな顔してるぞ」
「正にその通りだぁ。こんなに解放を望んだのは生まれて初めてかもしれねぇ」
「だな。聖徳太子なんて目じゃないくらい、多数の質問聞き分けてたし」
「もぉ俺ぁ頭がパンク寸前だぁ」
地球にいる頃からパンクしてたようなもんじゃなかったのか。
「ってぇ、そんなことはどぉでもいいんだよ。こちらの美少女さんは? 俺に紹介もしないでこのどら息子が」
「お前が親になんてなったら俺は一生神様を恨むね。この子はミーナ=フィアンマ。席が隣だったんだよ」
そうミーナのことを紹介すると彼女は、どうもと軽く頭を下げて挨拶をした。とゆうかお前の引き連れてる三人の紹介もしてほしいんだけど……。
「ちょーっとトーマ! ウチらにも挨拶させてよぉ!」
あ、タイミングバッチリにありがとうございます。
「あーすまんすまん。とりあえずこっちの元気な女の子が……」
「はいはーい! レイア=メティオールでーす! これからよろしくねー!」
レイアか、つーかこれまた元気いっぱいな美少女さんだなおい。金色のポニーテールがさっきから忙しなく動いていて、目がチカチカする。……あ、金髪なのにツンデレじゃないんだ……。
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