頼みごとは何としても断らないといけない時がある

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「わかりましたよ。じゃあ、今日はもう帰って良いですか?」 「いいわよ。何かあったら、いつも通り連絡してね。帰りは私が送りましょうか?」 「お願いします」 「じゃあ、また明日ね。【強制転移】」 ギルドマスターがそういうと、一瞬で俺と文は俺の家のリビングに飛ばされた。 文は何が起こったのかわからないのか、混乱しているようで回りをキョロキョロ見回していた。 「魔法で俺の家まで飛ばしてもらったんだ。とりあえず椅子に座りなよ」 「わかりました」 文はそう言い、椅子に座った。 「何か飲むか?コーヒーと紅茶どっちが言い?」 「紅茶でお願いします」 「わかった。ちょっと待ってろ」 俺はそう言い、お湯を沸かし紅茶を2つ入れて、砂糖と紅茶とクッキーを持ってテーブルまで持っていくと。 やはり文は緊張しているようだ。 「まだ緊張してるのか?これ紅茶な、砂糖は好きに使ってくれ。クッキーもよければ食べてくれ」
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