頼みごとは何としても断らないといけない時がある

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目が覚めると外が真っ暗だった。 時計を見ると午後8時だった。 「やべ、寝すぎた!?」 俺は急いで階段を降り、リビングに行くと・・・・・・ 「あや、やっと起きましたか。夕飯のしたくはしときましたよ」 文が料理を並べていた。 「すいません、勝手に冷蔵庫とか開けちゃって」 「いや、全然大丈夫だ。すまんな、手伝いもせずに寝てしまってて。明日からは俺が作るから」 「気にしなくても大丈夫ですよ。良ければ私が作りますよ。すぐに戦闘のてつだいはできませんし」 「すまんな。それは気にしなくていいぞ、最初からできる人間なんていなんだから。人間失敗してからできるようになるものが多いからな」 「ありがとうございます」 「じゃあ、冷めないうちにいただこう」 「はい」 俺と文は向かい合うように椅子に座った。 「「いただきます」」 そういい、一口料理を食べた。 「うまいな、これなんていう料理だ?」
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