2月

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他愛もない会話が続いた。 けど、雨は止みそうにない。 「アンヌは何しに?」 「腕ならしに。露は?」 「俺もだ」 互いに苦笑した。 「「似た者同士か」」 まるでもう1人の自分を見てるような錯覚にさえ陥る。 ひとしきり笑うと、アンジャンヌが露草の肩に手を置いた。 「ねぇ、露 君は…この闘いをどう見る? ドラコが勝つ?ティグレが勝つ? それとも…両者じゃない?」 「興味ない」 ぼとりと言葉は落とされた。 「犠牲は嫌いだ…なんなら 両者倒れてくれた方が安泰だ」 「恐いね…露は」
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