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さっきから、頭の後ろでひとつの言葉がクルクルと回っているんだけど。
この言葉を口にするとしても俺達はまだ早すぎるし、だいたい俺自身がそんなところまで行けてない。
でも、いつか口にするなら芽衣に言ってやりたい。
こういう言葉が大事だってことはいくら俺にでも判る。誰彼構わず言うもんじゃない。
誰かと──いや、女と1日1日を重ねていく。
それが楽しみで仕方ないなんて、初めてだった。
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