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動けない芽衣の腰を掴んで引き上げると、起き上がりざま俺の肩を軽く蹴ってきた。
「この間も思ったけど、足癖悪いよ」
妙なこと言って怒らせてるのは俺だから腹は立たないけど、癪だから芽衣のふくらはぎを掴んで足を開かせ、そこを覗き込んでやった。
「バカッ! 変態!」
「こういうのは変態じゃなくてスケベって言うのー」
「バーカ、バーカ! 木島ちゃんのバーカ!」
「また3回も……」
苦笑しながら、嫌がる芽衣を無理やり抱き寄せる。
「めーい」
「バカッ」
「好きだよ。芽衣。好き」
「……バカ……ッ」
軟化した芽衣の態度に安心して、後ろからギュッと抱きしめた。
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