始まりの終わり。

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   イライラと性欲って、絶対繋がってる。  ガシガシと頭を掻きながら、俺は自分の意志とは関係なく湧き上がる欲望にうんざりしていた。  ──目の前に、操のケツがある。  俺はそれを見つめながら、それを蹴り上げてやろうか、それとも両手で掴んでめちゃくちゃに揉みたくってやろうか、などとけしからん衝動と戦っていた。  いや、どっちも選ぶつもりはないんだけど。  そういえば、怒張って言葉があるもんな。  男の下半身が臨戦態勢になったときもそう言うし。  腹が立ったとき、それを鎮めるのにとりあえずやってめちゃめちゃに発散してやろう、とういう発想はどうにかならないだろうか。  そういうのはゲスいし下らないって判ってるのに、うっかりするとすぐに理性を振り切りやがるから始末が悪い。 .
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