第1章

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コ「予備のボンベが一本、釘は……心配ないな」 俺は手元に持っていた中の一部をコータに投げ渡す。 詩「机の中にも、釘と釘のベルトがあったぞ」 俺はコータに投げ渡す。 コータは見事にキャッチすると、にやける。 コ「よく分かったね?」 詩「少なくとも、お前と同じ考えかもな?」 俺も軽く笑う。 沙「なに二人共呑気な事やってるのよ!来てる!?廊下に来てるのよ!」 コータは沙耶の言葉には目もくれず、釘打ち機の調整をしていた。 俺は、学校用であろうアイスピック30本挟まっているベルト式の物を腰の上に装着した。 詩「他には……これだな」 俺は通常レンチ2本掴むと、学生服のベルトの間に挟んだ。 両手にはプラスドライバーとマイナスドライバーを逆手に装備。 俺はコータの様子をみる。 コ「重さは4キロくらいか……旧式のアサルトライフル並だな、このままじゃ姿勢が安定しない」 アサルトライフルは両手で構えれるように設計されているからな、片手で使う釘打ち機じゃ、安定するはずもないだろうな。 コ「サイトもつけないと」 沙「ちょっとあんたたち!!聞いてんの!?」 コータはあるところに目を向け、そのあとに俺の方に向いた。 同時ににやけたのがわかった。 沙「し、詩音……平野ぉ」 俺たちは急ピッチであるものを拵える。 俺は急いでノコギリとガムテープを持ち出し、テープの方をコータに投げ渡す。 そして俺は、コータに渡された長板を机の上に置いて足を置き、板を切り出す。 コータは、鉛筆、消しゴム、テープ、カッター、様々な物を使いながら作業を始める。 詩「コータ!出来たぞ!」 コ「オッケー!こっちも準備が出来てるよ!」 コータは釘打ち機を持ち出すと、俺が切った板をテープを使ってくっつけ始めた。 俺は抑えるのを手伝う。 俺は扉の方を見る。 ドアが軋み始めていた。 詩「コータ!?どうだ!」 コ「……出来た!!」 がっしゃ~~~~~~~~~~ん!!!!!!!!!!!!!!!! 同時に扉の崩壊の音を聞いた。 そして、技術室全体に悲鳴が響き渡る。 沙「きゃあああああああぁああああああああああ!!!!!????」
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