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コ「予備のボンベが一本、釘は……心配ないな」
俺は手元に持っていた中の一部をコータに投げ渡す。
詩「机の中にも、釘と釘のベルトがあったぞ」
俺はコータに投げ渡す。
コータは見事にキャッチすると、にやける。
コ「よく分かったね?」
詩「少なくとも、お前と同じ考えかもな?」
俺も軽く笑う。
沙「なに二人共呑気な事やってるのよ!来てる!?廊下に来てるのよ!」
コータは沙耶の言葉には目もくれず、釘打ち機の調整をしていた。
俺は、学校用であろうアイスピック30本挟まっているベルト式の物を腰の上に装着した。
詩「他には……これだな」
俺は通常レンチ2本掴むと、学生服のベルトの間に挟んだ。
両手にはプラスドライバーとマイナスドライバーを逆手に装備。
俺はコータの様子をみる。
コ「重さは4キロくらいか……旧式のアサルトライフル並だな、このままじゃ姿勢が安定しない」
アサルトライフルは両手で構えれるように設計されているからな、片手で使う釘打ち機じゃ、安定するはずもないだろうな。
コ「サイトもつけないと」
沙「ちょっとあんたたち!!聞いてんの!?」
コータはあるところに目を向け、そのあとに俺の方に向いた。
同時ににやけたのがわかった。
沙「し、詩音……平野ぉ」
俺たちは急ピッチであるものを拵える。
俺は急いでノコギリとガムテープを持ち出し、テープの方をコータに投げ渡す。
そして俺は、コータに渡された長板を机の上に置いて足を置き、板を切り出す。
コータは、鉛筆、消しゴム、テープ、カッター、様々な物を使いながら作業を始める。
詩「コータ!出来たぞ!」
コ「オッケー!こっちも準備が出来てるよ!」
コータは釘打ち機を持ち出すと、俺が切った板をテープを使ってくっつけ始めた。
俺は抑えるのを手伝う。
俺は扉の方を見る。
ドアが軋み始めていた。
詩「コータ!?どうだ!」
コ「……出来た!!」
がっしゃ~~~~~~~~~~ん!!!!!!!!!!!!!!!!
同時に扉の崩壊の音を聞いた。
そして、技術室全体に悲鳴が響き渡る。
沙「きゃあああああああぁああああああああああ!!!!!????」
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