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安堵感と共に両目からボロボロと涙が溢れた。
「アレ?アレ?嬉しすぎて泣いてる?」
その瞬間、藍子が叫んだ。
「真琴!接写!!コレ一生物だから!」
「はいよー!」
バシャバシャと写真を撮る真琴…
「え、ちょ…」
意味不明過ぎるんですけどぉぉ!?
と言う顔に気がついたのか、真琴が言う。
「今日一日中ずっと尾行してました!お陰で百合成分たっぷりの良い写真が…」
私は親友とかそういう色んな事を投げ捨ててカメラを奪い取った。
「真琴…あんた………藍子のソロがほとんど無いじゃない!私も藍子の写真欲しいよぉ…」
藍子がそんな私からまたカメラを取り上げて言った。
「そういう写真は、確かに私が頼んでおいた物だけど、本命というか…本当に撮る写真は今からだよ。」
「へ?」
すると、真琴の携帯が鳴る。
「お、準備出来たっすね!」
私の知らない所で何かが動いている。
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