現実を知った女

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それで、ご飯の後は…お風呂 本当、苺華には参るね…お風呂掃除してお湯溜めておいてくれてた… 凄い…私の喜びそうな事全部わかってるのかな… 私だって…と言いたい所だけど、私には苺華の事あんまりわかってないかもしれない…とちょい自信なさ気に答えておこう 「あー…生き返る…」 思わずおっさんみたいな事口走ってる…私女の子なのに(27歳独身) でも、本当疲れた… 特に深夜の救急の当番が来た時はもう… はぁー…とため息が出る 本当は苺華ともっと一緒にいたい… だけど、苺華は"やりたい事"を見つけて頑張ってる… 私はココから離れられない… 二律背反っていうの?こういうの… そりゃ自分で選んだ道だよ…だけど…だからって…よりによって一番大切な苺華との時間が少なくなってるのは嫌だなぁ… 私が入っても少し余裕がある浴槽に…私は足を抱えて体育座りみたいな感じで収まっていた…
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