0人が本棚に入れています
本棚に追加
強きを挫き、弱きを助ける。
という正義。
黒髪に綺麗な赤い目に怪しげな光を灯して彼は言っていた。
だがそんな彼には何人たりとも触ることが許されなかった。
「俺に触るな、死ぬぞ」
破壊神である彼に触れば例え神であろうと死に絶えてしまう。
それを彼は理解した上で人と暮らす道を歩んだのだ。
そんな彼とは今から17億年ほど前に決別した。
彼から言われたのだ
「これ以上俺の近くに居るな、お前を壊してしまいそうなんだ」
と。
彼は沈鬱そうにそう言ったのだ。
そこで少し揉めてしまい、僕は眼を殺られた。
眼鏡を外したら僕は何も見えないのだ。
僕のはめている眼鏡には強力なテオドロスが付与されていて、その恩恵で見えているのだ。
そう、この目こそシヴァを狂わせた元凶だ。
最初のコメントを投稿しよう!