朔と新見

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「…………はぁっ!?」 開け離れた自室…そこに愛しい者の姿はなく。 いつも通りの見慣れた殺風景な光景が広がるだけだった…… 「え?は?ちょ、なんで!? さっ、朔?旦那様のお帰りだぞぉ~? ここか?それとも……」 押入れを開け、積まれた布団をめくる…… だが、しかし朔の姿は髪の毛一本見つからない。 「あ、あれぇ~?おかしいなぁ…朔~、さ~く~ぅぅ… ………ぅおぉぉぉぉっ!朔ぅ!!俺の嫁ぇぇぇぇっ!! どーこーだーっ!!」
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