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「ついに来てしまった...」
学校の校門の前まで来て彼は怖じ気づいた。
「よし!1,2の3で入るぞー...1,2の...」
べしっ!
「痛っ!?」
「いつまでやってんの!もう行くわよ! 」
母親にはたかれ彼は渋々校門をくぐった。
今日は彼の通う県内の某工業高校の入学式だ。
それにしても綺麗な校舎だな...
この学校は前年立て替え工事が行われつい先日工事が終わったばかりでとても綺麗だった。
今日からここで過ごすのか...
裕也は期待半分不安半分で入学式の会場となる体育館に足を踏み入れた。
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