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「えーーーーーーーーー!?」
そんなことを考えていた時期が彼にもありました。
周りを見渡して裕也は唖然とした。
男。男。男。そのとなり男。その後ろ男。その斜め前男。男。男。も一つ男。
裕也の周りは男ばかりだった。
それもそのはず,彼のクラスに女子は一人もいなかった。
「工業高校だからって覚悟してたけど...」
工業高校とは,将来ものづくりの仕事を志す者が入る学校である。
裕也の通う高校は機械科,電気科,情報電子科,都市環境科,建築科の五つに分けられ,それぞれが日夜夢の実現の為に多くの専門知識を学ぶ。
そんな男気あふれる工業高校にも夢を追い求め女子が入学してくることも少なくはない。
実際建築科などはちらほらスカートをはいた生徒が見える。
しかし,裕也が所属する機械科は女子の姿は見えない。
どころか女子のいないクラスは機械科だけであった。
「こんなんで大丈夫か...?」
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