プロローグ

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取り敢えず、と少女は立ち上がってから下を見る。よく見れば自分が横たわってたのは石の上。それもかなり凹凸が激しい。 どこへ行けばいいのか、そもそもここは天国と地獄どちらなんだろうか。何一つ分からない。 何の役にも立たない断片的な記憶のみ持ったまま、どこまでも続く石が敷き詰められただけの道を少女は歩き始めた─。
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