第5話

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……なんだろう? 不思議に思っていると 「俺達、先に行ってるから」 海斗とアユムが麗奈に目配せをして歩き出した。 隣にいた麗奈がさりげなく私から一歩離れると、女の子達はお互いに顔を見合わせ恐る恐るといった感じで近付いてくる。 私と同じネクタイの色ってことは中等部の子なんだと思う。 でも、顔に見覚えは無いし、さっき先輩って言ってたから1年生か2年生なのかもしれない。 「……あの」 「はい?」 「これ受け取ってください!!」 一斉になにかを差し出された。 「え?」 差し出されたのは綺麗にラッピングされた色とりどりの袋のようなもの。
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