崩れた境界

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シャツのボタンを外して あらわにされた琉惺の喉元に 視線が釘付けになってしまう。 ついさっきまで 和成さんに抱かれていたくせに この身体がその肌を求めたがる。 ダメだ。 これ以上琉惺を見てたら 私はまるでさかりのついた メス猫のようになりそうで。 「…ご飯食べたの?」 「食ってない。 なんか作って」 うなだれながら笑った彼に 小さく首を振って私は キッチンへ向かった。
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