8/16
前へ
/38ページ
次へ
何とか仕事が終わったのは もう午後8時を回っていた。 ふと見回したオフィスには もう私と琉惺しか 残っていなくて。 誰もいないならいいかと 思いながら琉惺に声を掛ける。 「ねぇ琉惺、 今日もうちに来るって 言ったけど…」 「もう仕事終わった?」 「あ…うん」 「じゃ帰るか」 当然のように鞄を手に 立ち上がった琉惺に 慌ててまた声を掛けた。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

876人が本棚に入れています
本棚に追加