第1話

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センセイはもう一度キスを落としてくれた。 「もっとシて欲しい・・・」 懇願するように言葉を絞り出す。 「・・ッ。史子これ以上はムリ!」 センセイは私の顎から手を外した。 「なんで?」 分かってるクセに聞く私。 「史子が思っている様でしない訳じゃない。」 いつも教科書通りじゃん。 こんなんだったら私と付き合わなければ良かったのに。 「史子・・私がしないのはシたくなるから。」 「・・・・え?」 「どうせ、お前は『ココが学校だから』とか『教室だから』とか思ってんだろ?」 「う、うん・・・」 「違うぞ。もっとシたくなるから。これ以上は後でな。」 そう言って、センセイは教室を出て行った。
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