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「ゴメン、先帰るね。」
一緒にカラオケに行く約束してるのに・・・。
「ちょっと~みのり~!!」
私の声なんか聞こえていないな、アレは・・・。
猛ダッシュで教室を急に出て行った、みのり。
もう追いかけるのも面倒。
教室を見回せば、誰もいない。
席を立ちカバンを持つ、
「なんだ、まだいたのか?」
みのりの出て行ったドアから顔を覗かせたのは『センセイ』。
「あれ、一人か?友野は?」
センセイは入口から顔だけを私に向けている。
「ねぇ、センセイ。何で入ってこないの?」
返事は分かってる。
「教室で女子生徒と二人っきりってダメだろう。」
ほら、教科書通りの答え。
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