第1話

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私は西條成(さいじょうなる)。 南第三高校に入学し、今日から2年目に突入する。 つまりは、第二学年に進級するのだ。 部活のほうもまあまあ慣れてきたし、今日からまた新しい気分でいこう、と気合いを入れ直す。 「おはよー!」 教室のドアを開け、となりの席に話しかける。 「あ、おはよう、成!」 私の顔をみて、あいさつをかえしてくれる。 この子は金子鈴(かねこすず)。 同じテニス部に入ってて、いつも一緒に行動している。 なんだかんだ小学校からの付き合いだから気兼ねしなくていいし、そこらへんのJK!みたいにきゃぴきゃぴしてないから一緒にいてとても楽だ。 …………。 こんなこと言ってるから女子力ないんだろーなー…
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