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「じゃあ、私はもう帰りますね。紅茶、ありがとうございました!美味しかったです!あ、料金はちゃんと払いますから!いくらですか?」
彼が言った金額をカウンターに置いて、急いでドアに向かう。
そして、ドアノブに手をかけようとしたとき。
「立花 蓮華(たちばな れんげ)」
彼が呟いた言葉を聞いて、私の動きが止まった。
「あなたの親友ですよね」
「何でそれを・・・!」
そう。
彼の言う通り、立花蓮華は私の親友だ。
「そして彼女は一週間前に、交通事故で亡くなっていますね」
「っ・・・!!」
何で知っているの!?
何でっ!
どうして!?
「・・・・・」
もしかして・・・
「ん・・・?」
彼は私を見ながら、片手で顔を覆った。
そして。
「プレゼント・・・?」
と、呟いた。
「!!」
やっぱりそうだ!
この人!!
「ストーカー!」
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