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いつもの私なら、年下の男に頼ってたまるか、という気持ちできっとそれを断っている。
けれどお酒の力も手伝って、坂井の腕に寄りかかった。
「ねぇ、坂井。
何で教えてくれないのよ?」
「何がっすか?」
「セックスしたかどうかに決まってるでしょ!」
酔った勢いでズバリと言ったら、坂井は
「はっきり言うんだソコ」
と吹き出した。
「そんなに気になるなら、俺がリカさんの前から消える時に教えますよ」
「は……?」
2話へつづく――
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