貴族の子供のパーティーは一般人の公園デビューみたいなもの

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会場の入り口周辺には花輪が上がっていた。 入り口の横に王族の花輪、廊下の両脇に貴族達の花輪が置いてある。 ここで貴族達の紹介をしておこうと思う 王族の名前はいうまでも無くクラリスト、光を司っている。 火の貴族はフレム 風の貴族はシルフェル 水の貴族はブルースター 土の貴族はグランディア 闇の貴族はナイト 後は中流か下流の貴族だが、これは沢山居るから説明は省く。 光「盛大すぎ…」 扉の前にはリーグとマリンが待っていた。 リ「来たか、それでは入るぞ」 マ「大丈夫?」 光「大丈夫です、入りましょう」 二人に手を引かれ、執事とメイアさんが開けてくれた扉をくぐると、クラッカーの音が鳴り響く。 『ライト君お誕生日おめでとう!!』 パチパチと拍手を受けながら一番奥の席に座らされた。 後ろには6人の帝が立っている。 『それではこれよりライト・ブルースター様の誕生5周年のパーティーを始めたいと思います。それではリーグ・ブルースター公爵様に乾杯の音頭を頂きたいと思います。』 リ「お集まりの皆様、今日は我が息子、ライトの為にお集まり頂き真に感謝いたします。開式に長話は無用、今日は楽しんで行って下さい…乾杯!!」 『乾杯!!』 開始と同時に水帝さんと火帝さんが俺に近寄ってきた。 水「ねぇねぇ、マスターから聞いたんだけど、魔力無限なんだって?」 火「属性も全部持っているらしいじゃないか?」 二人の言葉に他の帝たちもやってきて取り囲まれてしまった。 光「ちょ、一気に質問しないで下さい!」 水「あぁ、ごめん、それで本当なの?」 光「一応、測定結果はそうでしたけど、実際には解りません、測定不能って事だけです」 全「実に興味深い、私の後継者として訓練を受けるつもりは無いだろうか?」
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