まずはお亡くなりになるシーンから始まります

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全身に広がった熱はすぐに消えて、体の調子が前より良くなった。 光「本当に何とも無かったな…疑って悪かった」 神「いや、仕方が無いよ、そうなっちゃう気持ちも理解しているつもりだよ」 これで俺は神様と同スペックになった様だ。 神「それじゃ転生させるから、第二の人生楽しんできてね」 光「ありがとう、後出来れば俺のトラウマとか全部消してくれると助かる」 神「了解、それでは行ってらっしゃいませご主人様」 神が指をぱちんと鳴らすと風景が変わった。 大きな天蓋つきのベッドの上で俺は目を覚ました。 この家の家族構成は父親と母親、それと妹が二人にメイドと執事が10人位居る。 コンコン 女「ライト坊ちゃま、おはようございます、失礼いたします」 扉をノックする音に続いて女性の声が響きドアが開いて女性が入ってきた。 この女性は俺のお付のメイドさんで、メイアさん、主人の声を待たずに入ってくる辺り自分の朝の弱さが伺える 光「おはよう、メイアさん」 メ「おはようございますライト坊ちゃま、今すぐ雨具をご用意いたしますのでこちらにお召し物を着替えてお待ち下さい」 どう言う意味だこら… 光「昨日の夜早く寝たから、早く起きただけだよ」 メ「早く明日になる様にと夕食の後すぐに張り切ってお部屋にお戻りになられましたものね?」 実に10時間の大暴睡である。 メ「本日は5歳の誕生日、おめでとうございます、本日はギルドへと出向き魔力と属性の測定を行い、その後クラリスト帝国の火と風と土と闇の大貴族のご子息様、お嬢様方をお呼びしての誕生日パーティーとなっております。」 俺は着替えながら今日の予定を聞き流し、寝巻きをメイアさんに渡して、部屋の隅に立掛けてある木剣を手に取る。 メ「ライト坊ちゃま」
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