第2話-2

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「先生?」 『ん?』 「なんでそんなこと知ってるんですか? ひょっとして……メール、見ました?」 『……イイエ』 「じゃぁ、なんですみれちゃんの お遣いの事……」 『……超能力者だから?』 一瞬の間のあと、まさかの疑問返し。 先生が真顔で携帯に手をかざしてる姿を想像してしまった。 「……エスパーなんとかってタレントさん、いましたよね」 『やめれ、俺、旅行カバンには入んないから』 「プッ!!」 ボンッと音を立てて、先生がよれよれしながらカバンから出てくる様子が浮かぶ。 と同時に堪えきれず吹き出した。
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