第2話-2

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袋と引き換えにボールが手に乗せられる。 「………私に、球技をしろと?」 「不都合でもあんの?」 不思議そうな顔の先生をジロッと一瞥して、溜息をつく。 「ものすごい実力者とか?」 「はい。ある意味」 「んじゃ、拝見シマスカ」 「………びっくりしても、知りませんからね」 腕を組んで完全に観戦モードの先生は、 ニヤニヤと楽しそう。 むううう………眉間にしわを寄せて 覚悟を決めた。
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