気苦労その1

8/19
前へ
/32ページ
次へ
「他のはどんな内容だろう?」 僕は次のお知らせをタッチして開く。 特別条件を満たしました! 特別条件を満たしました!  ・チュートリアル完了したことによって5000DPが与えられました! new 新たにスキルを獲得しました! これも小さい事だが、得られるものは得た。 そう考えれば上等すぎる。 実際ただでもらえた様なものだから文句は言わない。 「さて....問題はこれだ。」 そういって僕は最後のお知らせを見る。 新たにスキルを獲得しました! スキルってことは僕に新しい能力が付与されたってことだ。 もしかしたらマイナスかもしれないので少し緊張する。 僕は心なしか震える指でその項目っをタッチする。 そしてウィンドウから告げられた。 新たにスキルを獲得しました!  ・【ビビリ】Level MAX ........は? 「な、なんじゃこりゃ!?」 僕は訳が分からないよといった風にまた口をあんぐりさせる。 とにかく確認しようとスキルの欄に視線を配るが、どういうことかスキルの欄には新しいスキルがない。 一度閉じて再びウィンドウを開くと、どうやら新しい内容は一度ウィンドウを閉じないと反映されないようだ。 【スキル】 ・ダンジョンマスター ・初心者 ・探索する者 ・ビビリ 【所持DP】 11000 ・ビビリ Level MAX とても驚いた者に与えられる称号。不意打ちなどの予想外の攻撃に対して耐性がつく。また、幸運が2%低下する。【破棄不可】 うん、どれからツッコミを入れようか。 まずビビリって良いのか悪いのか分かんねえよ! しかも破棄不可とか嫌がらせにも程があるだろ! しかも気づいたらDPが倍以上にまで膨らんでるし! お知らせ分追加され過ぎだろ! てか幸運これ以上下がらないのにマイナスとかどうしろってんだ! (新たにスキルを獲得しました!) そういって脳内にまたお知らせが届く。 僕はげんなりとした様子でまたステータスを開き直す。 new 新たにスキルを獲得しました!  ・【ツッコミ】Level 1 僕はそっとウィンドウを閉じた。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加