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「ふぉあ!?」
僕は思わず素っ頓狂な悲鳴をあげる。
お使いスライム君は女性を優しく扉の前に下ろして待機していたスライム君たちの元へと向かう。
そして雑談しているのか、また体を皆でprprさせる。
僕はそんなスライム君を見送って呆然と女性を見る。
女性は褐色肌に長い耳をしていて、出てる所は出て引っ込む所は引っ込むモデルのような体型で、髪型は後ろで一つにくくるポニーテール、身長も女性にしては高い方だった。
服装は肌が所々露出されるようなものにボロボロのマントを一枚着ているだけ。
すごく....エロいです....。
僕は煩悩を理性で叩き潰しながら女性をお姫様だっこする。
軽いなぁとか思いながらそのまま部屋に備え付けられているベッドまで運ぼうと扉をくぐると....。
『緊急事態!緊急事態!マスタールームに侵入されました!』
また例の声が脳内に大きく鳴り響く。
僕は驚きのあまり体をビクンと一度震わせる。
「ま、マスタールーム?」
た、多分この部屋のことだよな?
そんな昨日があるのかーとか考えながらベッドに女性を寝かす。
女性は特に起きる様子もないので、僕は毛布を優しくかける。
『侵入者が瀕死になりました。』
ん?また何か更新されたのか?
僕はそう重いながらウィンドウを再び開く。
【侵入者】
・状態 毒、眠、封
HP 50/4892
僕はそれをしばらく眺め、スライム君たちを招集する。
スライム君たちがそばに集まった所で僕は思わず叫ぶ。
「どどどどどどどうしよう!?あの人今にも死にそうなんだけど!?」
僕は今まで表に出さなかった動揺を解放する。
スライム君たちはそんな僕に驚いたのか全員ビクンと体を震わした。
「どうしようどうしよう!あ、そうだ!本に何か無いか....!?」
僕はそんなスライム君たちに気づく事も無く一心不乱に本を開く。
目次でアイテムと記載されているページまでめくる。
するとアイテム欄にクスリと表示されたページを見つける。
「これか!?」
・マジックマッシュルーム
・コカイン
・マリファナ
・ヘロイン
「これじゃねえよ!」
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