気苦労その1

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「ステータス確認?」 俺はとりあえず実験として言葉にする。 すると俺の視界にゲームでよく見るパラメーター表示の画面が登場する。 名前 Unknown 性別 男 HP 19 MP 9 攻撃 15 守備 14 早さ 10 知力 8 幸運 1 【スキル】 ・ダンジョンマスター ・初心者 ・探索する者 【所持DP】 5000 ・ダンジョンマスター Level MAX ダンジョンの主に与えられる称号。召喚したモンスターはダンジョンマスターに絶対的な服従を誓い、またステータスがそれぞれ3%上昇する。【破棄不可】 ・初心者 Level MAX 全てが初めての駆け出しに与えられる称号。使用する際のDPが5%減少する。 ・探索する者 Level 1 新たな道を歩く者に与えられる称号。特別条件を満たした際に得られる経験値、DPがそれぞれ10%上昇する。 【お知らせ】 new 特別条件を満たしました! new 特別条件を満たしました! 僕はそれらを見て唖然とする。 ここは百歩譲って....というか認めよう、現実だ。 その現実にこんなゲームのようなシステムが表示されるなんて。 僕はしばらく口が開いた状態でステータスを見つめる。 (ピコン!) 突如脳内で軽いお知らせ音がなる。 (新たなスキルを獲得しました!) 「え?もう?」 僕は慌ててステータスのお知らせを見る。 確かに、さっきまで2つまでしかなかったお知らせが3つに増えている。 とりあえず先ほどからある特別条件から開いてみることに。 「えっと....触れるのかな?」 恐る恐るステータスのお知らせの部分に指を伸ばす。 するとガラスを触ったような感触とともに画面が反応する。 特別条件を満たしました!  ・初めてステータスを開いたことによって550DPが与えられました! 特別条件を満たしました! new 新たにスキルを獲得しました! 「あ、おもったより小さいことだった....。」 だがこれで少し学べた。 小さいとはいえ、特別条件は取ろうと思えばとれるらしい。 この程度の難易度、ってわけではないだろうけど積極的に探した方が良いみたいだ。
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