そして【 】は産まれた

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世界の最奥。全ての光が潰える場所、『魔界』。 魔界のさらに奥にある巨大な城、魔王城にそいつらはいた。 二人の男のうち、一人の男は扉の前でそわそわうろうろちらちらしている。もう一人の男は、それを見て爆笑中。 扉の前で仁王立ちしては、逆立ちを始め、腹筋をし、分身して一人漫才を始める始末。 「落ち着けよ天龍WWWWやかまちいぜWWWW」 「だ◯フォイwwww」 「ひっでWWWW」 主人公の最初の言葉は「だ◯フォイ」だった。 「まだかーまだかー?wwwwまwwwwだwwwwかwwww?」 「おまWWWWマジ黙れしWWWW」 「ふひひwwサーセンwwww」 漸く落ち着いた男、天龍はイケメンの隣に座ると、軽めの貧乏揺すりを始めた。 「おいおいWWWWお前転生者でしょうがWWWWそんなそわそわしてみっともないってか情けないWWWW」 「うっせバーカwwwwこちとら餓鬼が生まれんのに落ち着いてられっかwwww」 「そりゃそーだWWWW」 「wwwwwwww」 「WWWWWWWW」 「「wwwwwwwwwwwwwwww WWWWWWWWWWWWWWWW」」 「やっかましいわ馬鹿たれ!」 共鳴してると、またもイケメンが姿を現した。 「あ、バハムートやんwwww」 「ちょWW俺の方が先に登場したのに、まだ名前出て無いんだがWWWW」 「あーそうだねはいはいルシファールシファーwwww」 「扱いが酷すぎるでござるWWWW」 「だから喧しいと言っているだろ。黙れよお前ら」 「「だが断るwwwwWWWW」」 「貴様ら……」 とっても自由人なことで。
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