プロローグ

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優太「当時は騒然となったけどもう7年も経つんだな…」 目玉焼きを食べながら優太はつぶやいた。 優香「あぁ、もちょしょーりぃのやちゅね」 優太「食べながら話さない!」 すると優香は口の中の物を飲こんでから… 優香「そりゃ歴代最年少総理が、就任してから一ヶ月たたず失踪したら有る事無い事騒ぐに決まってるよ。当時は陰謀だの暗殺だのすごかったからねー」 7年前、歴代最年少の27歳で総理大臣となった麻倉真一郎は甘いマスクとモデルの様なスタイルで話題となり、また政治の腕も確かであったため活躍が期待されていた。 しかし就任一ヶ月足らずで謎の失踪をとげ未だに見つかっていない。 恐らく国民の中に生きていると思っているものは、近親者以外いないだろう。 優太(それにしても、二日酔いじゃなかったの?めっちゃ食うじゃん!) 優香「だって美味しいから!」 優太「心読まれたぁ?!」 優香「優太の考えは分かるのだよ…姉だから!」 優太「…マジ?」 優香「…うん!嘘!」 優太「チクショォォォォ!!!!」 もうお気づきかもしれないが、この姉弟めっちゃ仲がいいのでした。 _
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