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優香「そんなことより、時間大丈夫なの?」
優太「俺は、アネキじゃない!分かってるから大丈夫だよ。食器洗うくらいできるだろ?」
優香「ねーちゃんナメんな!」
そう言ってただでさえボリュームのある胸をエッヘンと張った。
優太「ナメてないよ。心配してんの。」
と言ってニコッと笑った。
優香「………///」
優太(???…なんで赤くなんだ?)
この時、強烈な打撃が飛んでくる気が何故かしたので、「食器が」とは言えなかった。
優太「じゃ、俺学校行ってくるから寝るなら戸締まりよろしくな。」
優香「優太!!」
優太「…なに?」
優香「行って来ますのチューは?//」
優太「…却下。」
優香「酷い!チョット前までしてくれたのに!!!(涙目)」
優太「一回もしたことねーよ!!」
この姉弟のコミュニケーションの一つである、漫才をしている内に家をでる時間になり…
優太「じゃ、行って来ます。」
優香「いってらっさーい!」
そんなどっちが歳上かわからなくなるような会話して、俺は玄関へと歩いていった。
そのドアを開けるとどんな目にあうか知らずに。
その先にどんな不思議(ファンタジー)な物語(リアル)が待ち受けているか知らずに。
そして何時もの黒い革靴を履き、ほとんど教材などは入っていない鞄をもち、玄関のドアに手をかけた。
ごく普通の日だったはずのその日、俺の視界は玄関のドアを開けた瞬間…ブラックアウトした。
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