第一部 一章

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-------------------------- (…何処だここ?) さっきまでアネキとくだらない会話をして、学校行く為に家を出た筈なのだが、今俺は何も無い真っ白な空間にいる。 (よくわからないけど、俺死んだのか?) ???「あんたは、死んでない。」 突然、後ろから声がして慌てて後ろを振り返る。 そこに居たのは、金髪の男 その男は身長は俺と変わらないくらい、顔はボヤけてよく見えないがおそらく整っているのだろう。 理由はわからないが、その男を知っているような気がした。 優太「あんたは誰だ?会ったことあったか?」 ???「俺の名前か?そうだな…『ゼウス』とでも言っておこう。 ちなみにあんたに会ったことはない。」 自分のことをゼウスと名乗った恐らく人間なら20代の男が、こちらをまじまじと見てくる。 ゼウス「…!? お前まさか…」 優太(なんだよコイツ?) すると突然… ゼウス「ハハハハハ!こりゃ笑えるぜ!あんた自身が来たのか?!」 優太「???…何のことだ?」 ゼウス「…わりぃ気にするなコッチの話だ。…プッ!!ダメだ!ハハハハハ!」 狂ったように高笑いを続けるゼウス。 その光景に異様な物を感じとったのが言うまでもない。 優太(何言ってやがんだコイツ、わけわかんねー) ゼウス「はぁー笑った。大丈夫説明してやるよ。」 優太「!!!」 さっきもだがコイツに心を読まれてる。 優太(ゼウスって言えば確か神様のことだから本当に神様かなにかなのか?) 何故かゼウスは黙ってしまった。 ボーっとした感じがなくなり頭が冴えてきたのか、いろんな思考が頭の中で飛び交う。 時間にして恐らく2~3分、もしかしたらもっと短かったかもしれないが、漸くゼウスが口を開いた。 _
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