第一部 一章

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ゼウス「安心しろ。俺は神じゃない、正直微妙だが人間だ。あんたの考えてる事が分かるのも、不本意だが俺とあんたは似てるからだ。」 ゼウスは穢れたものを見るような目で俺を見てくる。 優太「で、ここは何処だ?」 俺は明らかに威圧してくるゼウスに、少し口調を強めて言った。 ゼウス「ここが何処かは重要じゃない。なんの為にいるかが、重要なんだよ!ボケたか?クソジジイ!」 優太(16なんだが?) ゼウス「まぁいい。あんたにやってもらいたい…」 とりあえず状況を把握するために、ゼウスの言葉を黙って聞いている途中それは起こった! 優太「!!!」 突然足元の床がガラスの様にヒビ割れ、穴が空く。 俺はその下に広がる何も見えない闇の中に吸い込まれていった。 残されたゼウスは出来た穴を覗き込みながら怒りを露わにする。 ゼウス「チッ!なんなんだ?!」 暫くは怒りを露わにしていたが、何かに気付いたのか、冷静になり静かに言葉を吐き出す。 ゼウス「……本人同士の殺し合いが見れないのは、残念だが…まぁこのままあいつが死んでくれりゃ問題ねーか。ここにくる奴の使命は『八剣優太』を殺すことなんだからよ…」 _
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