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「で?君はこれからどうするの?」
「え?」
「だって、魔力はあったんだよ?それにあれだけ溢れる魔力があったんだ、普通よりかなり多いと思うよ?」
「私…魔力…あるの?」
「うん。で?今までの怨みを返すために自分を虐げた人に復讐する?それとも全てを許して魔力があったことを伝えて家に戻る?それか、全く関係ない人間となって別の人生を歩む?」
そこまで言うと彼女は少しの間考える素振りを見せるが…ふと顔を見上げて口を開く
「私は…復讐はしません。…けれど…家には、もう…母はいないため、帰る必要もないです。だから、私は…どうすればいいと思いますか?」
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