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 その通りだった。タツオは黙ってうなずいた。クニもあわててうなずき返す。ジョージがかすかにおもしろがっている顔でいった。 「どちらにしても、ふたつだけ確かなことがある。まず最初に、敵は進駐官養成高校の内部に協力者をもっている。生徒なのか教官なのかはわからない。そうでなければ模擬戦スタジアムへの兵器の配置や1年生のスケジュールを把握(はあく)するのは無理がある。もうひとつは敵のターゲットが逆島断雄だということだ。狙われたのはもう3度目。タツオのそばにいれば、敵は必ずつぎの襲撃を仕かけてくるだろう」  ジョージがにやりとタツオに笑いかけてきた。 「悪いけど、これからタツオにはプライバシーはなくなる。ここにいる3人の誰かがつねにきみのそばに張りついて離れないようにするからだ。できれば、ひとりでなく3人全員が望ましい。食事をしていようが、トイレにいこうが、入浴中だろうが、おかまいなしでね」
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