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「会長さん?白鴎学園てこんな綺麗な学校だったけ?」
と聞かれた俺も冷や汗をかきながら
「いや、俺が乗り込んだのはこんな学校じゃない」
と現実逃避をした。そんな二人に橘先生が笑いながら声をかけてきた。
「白鴎学園は不良がたくさんいるのは知っているよね?でも、ここ数ヵ月喧嘩はなくなり校舎が壊れることもなくいつもの形が残っているんだよ」
それに二人はもう一度目の前にある校舎を見ると
「「じゃ、これが本来の白鴎学園」」
とはもって言った。確かに、いつも乗り込むとき窓ガラスは割れまくり校舎の隅々までペイントされていて、綺麗なときの白鴎学園は見たことがなかった気がした。
「ほらほら、突っ立て居ないで早く理事長室に行きますよ」
とそんな俺たちに西城が声をかけると俺は急いで西城達の前を歩き始めた。
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