終わりは始まり

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「白鴎学園の森山智也って知っているよな?」 「サメって呼ばれている奴だろ?それに白鴎って言えば、不良がたくさん居ることで有名で真咲も結構ちょっかい出してただろ?」 「それはあいつが気に食わなかったから」 「確かよく、森山が真咲を追いかけてたしな」 「それはっ!……お前が狙われないようにと」 「ん?わりぃ、最後の方聞こえなかった」 そこまで話していると俺は何かに気が付いた。それから、俺もじっと真咲を見つめると 「まさかまた森山関係か?」 聞いた。それに頷いた真咲を見てやっとわかった俺に真咲は爆弾を落とした。 「その森山智也が居る学校が今回生徒会が行く交流先らしいんだ」 「そっか。……ん?真咲もう一回聞いていいか」 「あぁ」 「明日から行く交流先が何処だって?」 「森山智也がいる白鴎学園」 「え!?……マジかよ」 と一瞬固まった俺の頬には冷や汗が伝った。
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