終わりは始まり

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「は?何して、ッ!!!!」 と意味がわからずにいるといきなり首辺りから痛みが走った。 「鬼塚、てめぇ放しやがれ」 それが鬼塚のせいだとわかると直ぐ様鬼塚の腕を放し俺は距離を置いた。 「別にいいだろ?明日からお前、一週間交流会にいっちまうし。あっちで誰かに喰われちゃ堪らないからな」 と悪気も無いように鬼塚が言う。当の俺は 「だからって、首を噛む奴がいるか!!!」 と鬼塚に噛まれて痕がついた首を擦りながら睨み付けた。 「おー、結構痕ついたな。でも消えたらやだから、もう少しやっておくか?」 と他のことで感心している鬼塚を蹴りつけると 「てめぇとはこれで十分だ」 と言って鬼塚の唇にそっと自分のを重ねると直ぐに放した。 「可愛すぎだろ、辰樹」 と悶える鬼塚を見ているとふとある一点がテントをはって主張していた。
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