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校舎に入ると今日は休日らしく生徒は誰一人いない廊下が続いていた。
無言でそんな廊下をずっと歩いていると途中で誰かの携帯が鳴った。メルヘンチックな音楽は橘先生を連想させてそっちをみると、携帯の持ち主は橘先生立ったらしく
「ちょっと待ってて」
と俺たちをその場に置いて少し遠くで電話しはじめた。
何か揉めているような橘先生に話が気になっていると、横からニヤニヤと大原が
「きっと、友達とか言う橘先生の彼氏さんだったりぃ~」
と茶化してきた。それに呆れつつも
「お前じゃないんだから、そんなことはないだろ」
ときっぱり言い切ると話終わった橘先生が俺たちに寄ってきた。
「気になるなら直接本人に聞けばどうです?」
と俺と大原のやり取りを聞いていた西城が俺に向かって言ってきた。
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