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「それと久しぶりね、蓮。こんなに大きくなっちゃって」
と伊集院は言うと篠原に抱きついた。それには篠原も戸惑ったらしく冷や汗をかいていた。
「あ…、おの叔父と友達なのは知ってたけどあったことあった?」
「覚えてないのも当然ね。初めてあった日は、蓮が4歳くらいのときだったかしら?」
「全く覚えてない」
「それはしょうがないわよ」
と二人して昔話につもっているのを俺はじっとりした目で見ていると、
「感動の再会はここまで。時間はあまりないんだ、説明してやれ」
とアルべルトが篠原から伊集院を引き離した。それから
「あらやだ、わたくしったら」
と笑って俺たちを近くに置いてあるソファーに誘導させると伊集院も俺たちが座る対面のソファーに腰をおろした。
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