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『僕の夢は医者だ!』
そういうとみんなに笑われた。
『何がおかしい!』
僕が返すとしらんぷり。
悔しくて悲しくて宣言した。
『僕は絶対医者になってやる!!』と。
泣きながらそう言う僕に君はそっと囁いた。
”難しくてとても辛くて、皆は選ばない道かもしれない。けど私は応援するよ!”
その言葉で僕は泣くのを止め、笑った。
小学校最後の秋だった。
この時は誰一人として気づかなかっただろう。
僕と君の人生が大きく変わることを…
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