第一章
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何事も無く読み終わり、段上から降りて君の横を通りすぎる時、君がふとこちらを見て静かに微笑んでいた。 少し照れくさくなったが、それを出さないように言った。 『夏希、同じクラスだったらいいな!』と…。 君は凄くビックリしてオドオドしていたが凄く小さな声で、 「私も優君と一緒だったら嬉しいな。」 消えそうな小さい声だったが、僕の耳には届いていた。 クラス分けがとても楽しみだ。
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