第一章
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入学式が終わり、僕はクラス分けが貼られている掲示板の前にいた。 1組から順番に名前を探していく。 彼女の名前は”井上 夏希(いのうえ なつき)”だから 同じクラスだったら僕の次くらいだろう。 1組はいなかった…。 2組は…いた! 僕と君の名前が並んでいる。 同じクラスだ。 心の中でガッツポーズをした。 君はもう見ているのだろうか…。 そんな事を思いながら僕は教室に向かった。
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