撮影準備

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俺たちはスタッフさんに連れられて移動する。 先生は、「おぉいいねぇ。でももっと良くなるね!」 なんて言う。 場所と、最初のシチュエーションだけ言われて・・・ そこからは2人の世界。 別になんも考えてねぇ。 ただ、美優といる幸せをそのまま見せただけ。 「やっぱりな。まかせて正解」 「すごいですねあの2人」 そんな事が言われていたとは全く知らず、その時間を楽しんだ。 私服に戻ったとき・・・ 「すごいわねあなた達。最初はどうなのこの子たち・・・なんて思ってたけど、2人揃うともうすごいわね。見惚れる以外出来なかったわ。」 ってメイクさんに言われた。 美優のオーラがバンバンすごくなってくのが、すっげーわかった。 俺は美優を包み込みたかっただけ。 別になにをした訳じゃない。 いつもと同じ。 美優を思う気持ちを言っただけ。 それにしても疲れたなぁ。 帰り際、先生と 「出来上がったら見せるから!」 「はい。楽しみにしています」 そんな会話をかわした。
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