「君と僕のいた場所」－あれから－ 番外編

- すれちがう -

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＜美優＞

なんか、最近仕事仕事仕事。

そればっかり。

諒との仕事なんかどんどん減っちゃって・・・

毎日寝不足。

諒と顔を合わせない日もあって・・・

さっきも部屋入ったら、飲みかけの缶ビールがテーブルに１つ・・・
諒がいる！って思ったのに、とっくに寝ていて・・・

なんだかすごく申し訳なかった・・・。

温かいご飯すら用意してあげられなくなっている自分・・・
あの日、初めて諒汰にご飯を作った日の事を思い出した・・・

諒が寝ているベッドの横に座り

「ごめんね・・・」

そうつぶやいて、寝室をあとにした。

リビングでつけたテレビには、自分が出ているCMが流れていた。

最初の頃は、それがすっごく恥ずかしくて、照れくさかったのに、今はただそれが無機質に流れているように感じて・・・

そこにいるのは笑顔の私。
なのに、その笑顔は機械的に見えて・・・

あぁ30分後には家、出なきゃ・・・

私は何しているんだろう・・・

何がしたいんだろう・・・

とりあえず30分で出来るもの・・・
そう思って冷蔵庫を開けたのに、ほとんどなにも入っていなかった・・・

『・・・・・』

決めた。。。。

美優はなにかの決心をした。